Clubhouse(クラブハウス)は日本でのサービス開始後、数日で話題沸騰のSNSとなったが、既に飽きたり、意識高い系の集まりに嫌気がさして冷めたという人も多いようだ。
私の周りでも一週間も経たずにやめたという人もいる。
今回は
・Clubhouseは本当に意識高い人の集まりなのか?
・何故、一般人のClubhouse離れが加速しているのか?
その理由について例を交えて紹介していきたい。
Clubhouseは意識高い系の集まりなのか?
Clubhouseは「招待制」で世界中の会話を音声で聴けるという音声SNSで、自分に興味あるテーマのルームに入ることで自由に会話を聞くことが可能。
芸能人や著名人なども利用したことから、利用者が急増、テレビなどでも特集が組まれて一躍話題のツールとなった。
しかし、そんな話題のClubhouse(クラブハウス)が意識高い系の集まりになっている話をよく耳にする。
Twitterなどでも↓のような発言がとても多く見られる。
勝手な想像だけど、とりあえず気になってClubhouse開くけど、意識高いルームしかなくて、しかも人数少なくて、入ってもダラーり聞けないし、とりあえず待ってるっていう人、多い気がする。そう、私です。
— あきらん (@akilans) February 10, 2021
「Clubhouse、もう意識高い系の人以外には流行ってないらしいよ」って話を聴いて、タピオカより短い命だったな、Clubhouse…とか思った今日この頃。
— ざっきー (@z_a_cky) February 16, 2021
それでは何故そのような状況になっているのか?
皆、Clubhouse(クラブハウス)を使い始めた当初は好きな有名人の話を聴けるとか、有意義な議論や情報収集が出来るなど期待に胸を膨らませていた筈だ。
しかし、音声SNSという特性上、会話で部屋が成り立っているため、メインの発言者が常に場を盛り上げコントロールする必要がある。
最初は自分がDJ気分で部屋を盛り上げている人も多かったようだが、それを定期的に続けるとなるとどうだろうか?
ClubhouseはTwitterやインスタグラム、Facebookなどのテキスト、写真主体のSNSとは違い圧倒的に発信するアウトプットの量が違うのだ。
好きなタイミングで短い文章を書き込む事は続けられても、何も見返りの無いClubhouseで発信を続けるというのはどうしても人を選んでしまう。
逆も然り、それを聴く側も同様で、会話をするというツールの特性上、少人数の部屋などに入ってしまうとのんびりとただ聞くだけというのは難しく、どうしても手軽さに欠ける。
しかし、そういった環境下でも自分の経歴や人脈、スキルをアピールし続けられ、情報収集を怠らない意識高い系の人たちが自然と残っているように思う。
ただ、意識の高い方々の中には偏った発言や自慢、他者批判などをする人も多く存在し、一般ユーザーの離脱に拍車が掛かっているようだ。
一般人が飽きる理由や離脱するわけ
Clubhouse(クラブハウス)のサービスが開始して1ヶ月ちょっとだが一般ユーザーの離脱が止まらない。
その理由の一つは、マルチ商法や胡散臭い商材、ビジネスの勧誘ルームが乱立していることにある。
発信者が収益を得られないClubhouseだが、ルーム内のログや記録は基本的に残らないため、ターゲットへのアピールや勧誘がダイレクトにやりたい放題。こう言ったものに危機感を持つ一般ユーザーは近づかないだろう。
クラブハウス、意識高い系や功成り名を遂げたオッさんがオナニーするビデオボックス的な場がメインになるかと思いきや、マルチ・情報商材・ニセ医療等々の情弱喰いがメインストリームになってる模様で草も生えない。
— ボヴ (@cornwallcapital) February 15, 2021
そしてもう一つは発信者の質の低さ。
偏った発言や自慢、他者批判、アマチュアがプロのように振舞うなど、第三者が見て明らかに不快さを感じる発信者が多く存在することだ。
Clubhouse関連の話を見ていると、今のところ詐欺師の情弱釣り堀エリアと、自称意識高い系がイキリかましてたところに話題に関するガチガチのプロが視聴者にいて恥ずかしさのあまり爆発四散した事案しか出てこん訳だが
— kbys666 (@q_kbys666) February 17, 2021
発信するのは勿論自由だが、聴く人にとっては不快感を隠せないような部屋も多く存在し、それにうんざりしてしまうユーザーが多いというのも事実。
こういった不快感や違和感からClubhouseを離脱する人が後を断たない。
今後このサービスがどのようにユーザーに認知され、他のSNSとの優位性を明確に出来るかが今後の展開の鍵となるだろう。