東京オリンピックの開催も間もなくです!
アメリカでスポーツデータを扱う王手企業のグレースノート社によれば、日本のメダル獲得数の予想は
金メダル 26個、銀メダル 20個、銅メダル 14個の総数60個なんですって。
一方、日本のオリンピック委員会の目標は「金メダル30個」。自国開催の利点を生かして最高のパフォーマンスで目標&予想以上の金メダルを獲得して欲しいですね!
ちなみに33競技339種目が実施される東京オリンピックのメダル総数は約5000個!
東京オリンピックのメダルがどんなデザイン?素材や値段は?どこで作られているのか?ということが気になります。
そこで、この記事では
- 東京オリンピックのメダル(金メダル・銀メダル・銅メダル)のデザインは?
- 東京オリンピックのメダル(金メダル・銀メダル・銅メダル)素材や値段は?
- メダルの材料はどうやって集めた?都市鉱山って何?
ということについて調べてみました!
1つでも多くのメダルを日本人選手が獲得できますように!!
Contents
東京オリンピックのメダル(金メダル・銀メダル・銅メダル)のデザインは?
デザイン
【ピックアップ】東京オリンピックのメダルは無数の光を集めて反射させる渦状のデザインに。(2019年掲載)https://t.co/C5VRKUnfOs#Tokyo2020 #東京オリンピック pic.twitter.com/W1GSH125eQ
— FASHIONSNAP.COM (@fashionsnap) July 12, 2021
メダルはで渦状のデザインで「ころんと丸い」感じ。とてもシンプルかつ洗練されたデザインですね。
金・銀・銅メダルのデザインは?
▼おもて面(表面)
オリンピックの金・銀・銅メダルのおもて面は国際オリンピック委員会により構図が規定されています。
- パナシナイコスタジアムに立つ勝利の女神ニケ像
- 東京2020オリンピック競技大会の正式名称
- オリンピックシンボル
3つの要素で構図が規定されますので、メダルのおもて面は、多少デザインや文字の配置などに違いはありますが、過去のオリンピックのメダルでも、ほぼ同じようなデザインとなっています。
▼うら面
裏面は、開催国独自のデザインが採用されます。
東京2020組織委員会は、メダルうら面をどのようなデザインにするかを考える手段として「入賞メダルデザインコンペティション」を行い、プロのデザイナーやデザインを専攻している学生を対象にメダルのデザインを公募しました。
2017年12月から2018年1月のエントリー期間に421名のエントリーが集まり、川西純一氏のデザイン案が採用されました。
ちなみに、デザイン採用の賞金は100万円、副賞は2020年東京オリンピック競技大会開会式への招待なんですって。
SIGNSPLAN 代表、SDA 公益社団法人日本サインデザイン協会 常任理事、USD-O 大阪デザイン団体連合 理事
- 1990年 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業
- 1992年 大阪芸術大学美術専攻科修了
- 1992〜1995年 大阪芸術大学デザイン学科スペースデザイン研究室勤務
- 1996〜2006年 ランドスケープ設計事務所、サインメーカー勤務
- 2006年 SIGNSPLAN設立
- 2006年〜2018年 SDA賞 奨励賞/入選/地区デザイン賞他
- 2019年 東京2020オリンピックメダルデザイナー
デザインコンセプト
東京2020オリンピックメダル デザインコンセプトアスリートには栄光の部分だけでなく、勝利に至るまでの日々の努力が必ずあります。東京2020オリンピックメダルのデザインは、原石を磨くようなイメージで、光や輝きをテーマとしています。完成したメダルは、無数の光を集めて反射させ、この光は、アスリートや周りで支えている人たちのエネルギーを象徴しています。スポーツで競い合い、頑張っている人が称えられる世界になってほしいという思いを込めて、多様性を示す、様々な輝きをもたらすデザインです。また、この輝きの部分は、世界中の人々が手をつないでいる様子もイメージしています。
東京オリンピックのメダル(金メダル・銀メダル・銅メダル)素材や値段は?
次に、メダルについて気になるのはメダルの素材や値段(製造費用)だと思います。
金メダルは「純金製」だと思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
実は、メダルの色と素材が一致するのは「銀メダル」だけなんです。
- 金メダル→純銀の土台に6g以上の金メッキが施されている
- 銀メダル→純銀
- 銅メダル→丹銅(銅95:亜鉛5)
各メダルの仕様は次の通りです。
金メダル | 銀メダル | 銅メダル | |
大きさ | 直径85mm | ||
厚さ | 最小部分7.7mm、最大部分12.1mm | ||
重さ | 約556g | 約550g | 約450g |
原材料 | 純銀に6g以上の金メッキ | 純銀 | 丹銅(銅95:亜鉛5) |
リボン
取り付け 部分 |
メダル本体上部への埋め込み式 | ||
側面 | メダル側面に各競技名(競技名・種別名・性別・種目名)を英語で刻印 |
気になるメダルの値段(製造費用・価格)ですが、明確な金額は公表されていません。
2021年6月の平均価格(金6494.35円、銀95.56円、銅1.06円 /1gあたり)で換算すると、おおよそ
- 金メダル→91,524円
- 銀メダル→52,558円
- 銀メダル→477円
という金額になるようです。あくまでも計算上の金額です。(金メッキを6gとして計算しています)
しかし、今回の東京オリンピックのメダルに関して言えばこの公式(?)は当てはまらないんです。
詳しくは続きをご覧ください。
メダルの材料はどうやって集めた?都市鉱山って何?
東京オリンピックの金・銀・銅メダルは、オリンピック委員会が材料を購入してメダルを鋳造するという従来のスタイルを採用していません。
東京2020組織委員会は、東京オリンピックのメダルを製造するにあたり、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を実施しました。
全国の国民の皆さんから、使用済み携帯電話等の小型家電を提供してもらって集めたリサイクル金属を原材料にして、各メダルを製造することにしたのです。実際に集まった小型家電から、東京2020大会で必要となる約5,000個すべてのメダルを製造できたそうですから、ある意味すごいですね!
東京オリンピックのメダルは全てがリサイクル素材でできているので、原材料にかかった費用は極端に言えば「0円」ということが分かりました。
各家庭で眠っていた使わない小型家電を集めたら、オリンピックのメダルが全て間に合ったのですから、まさに「都市鉱山」から貴金属を発掘したようなものだと思いませんか?
もちろんオリンピック・パラリンピック大会史上初の試みだそうです。小型家電リサイクルの定着と環境にやさしい持続可能な社会が、東京2020大会のレガシーとなることを目指して・・・。
どこ(どこの会社)で作られたの?
東京オリンピックの金・銀・銅メダルを製造したのはどこの会社?と思う方もいらっしゃるかも知れませんね。
実はメダルは「会社」ではなく、日本のお金や勲章などを製造している「造幣局(独立行政法人造幣局)」で製造されました。
勲章や金属工芸品を製造する装金課に配属されている熟練の職人さんが作られたそうです。
5000個以上を20人のメンバーで製造したと知り驚くばかりです。
まとめ
日本人選手には「金色」に輝くメダルをたくさん獲得して欲しいですね!!
この記事では
- 東京オリンピックのメダル(金メダル・銀メダル・銅メダル)のデザインは?
- 東京オリンピックのメダル(金メダル・銀メダル・銅メダル)素材や値段は?
- メダルの材料はどうやって集めた?都市鉱山って何?
ということについて調べてみました!
参考にしていただければ幸いです。お読みいただきありがとうございました。