東京オリンピックが終わり、一息ついた8月下旬ごろから「東京パラリンピック」が行われます。
パラリンピックもオリンピックと同様、1年遅れての開催となります。
そこで行われる『車椅子バスケット』は毎回、白熱した試合が繰り広げられてきました。
東京パラリンピック車椅子バスケットに出場する国はどこなのか、また注目選手も気になりますよね?
そこで、ここでは、
- 東京パラリンピック車椅子バスケ出場国は?
- 東京パラリンピック車椅子バスケの注目選手は誰?
について、ご紹介します。
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Contents
東京パラリンピック車椅子バスケット出場国は?
ここでは、東京パラリンピック車椅子バスケットの出場国について、男女別にご紹介します。
男子出場国(全12か国)
●アメリカ合衆国
●カナダ
●コロンビア
●ドイツ
●イギリス
●スペイン
●トルコ
●オーストラリア
●イラン
●韓国
●アルジェリア
●日本
強豪国は、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアの3国ですね!でも、他の国も十分に優勝する可能性はあるので、応援したいですね!
女子出場国(全10か国)
●オランダ
●イギリス
●ドイツ
●スペイン
●カナダ
●アメリカ合衆国
●オーストラリア
●中国
●アルジェリア
●日本
強豪国は、アメリカ合衆国、ドイツ、カナダの3国ですね!ただ、今年の日本はひと味違うので、メダルに近いのでは?と思います。がんばれ!
東京パラリンピック車椅子バスケットの注目選手は誰?
ここでは、東京パラリンピック車椅子バスケットの注目選手をご紹介します。
● パトリック・アンダーソン
パトリック・アンダーソン選手は、「世界ナンバー1」と評され、車椅子バスケ界のスーパースター。バスケットボールのマイケル・ジョーダンような存在です。
2000年シドニーパラリンピック、2004年アテネパラリンピック、2012年ロンドンオリンピックでカナダを優勝に導きました。
長いキャリアの中でも、ドイツ、オーストラリア、アメリカなど、世界各国でのプレー経験があり、抜群の得点力と高いコートセンスなどすべてを兼ね備え、まさに誰もが認める世界最高プレイヤー。まさに、車いすバスケ界の“生ける伝説”ですね。
◆ 選手名:パトリック・アンダーソン(Patrick Anderson)
◆ 生年月日:1979年8月22日 (42歳)
◆ 出身地:カナダのエドモントン
◆ 10歳の時に飲酒運転の車にはねられて、両下腿を失った。
● 古澤 拓也
◆ 選手名: 古澤 拓也 (Furusawa Takuya)
◆ ニックネーム: たく、たくちゃん
◆ 生年月日: 1996年5月8日(25歳)
◆ 出身地: 神奈川県 横浜市
◆ 所属: WOWOW/パラ神奈川SC
◆ ポジション/クラス: 3.0クラス
◆ 主な成績
- 2016 FAZZA国際車椅子バスケットボールトーナメント(UAE) 2位
- 2016 北九州チャンピオンズカップ 1位
- 2017 イースタートーナメント(ベルギー) 3位
- 2017 IWBF男子U23世界選手権アジアオセアニア予選大会(タイ) 2位
- 2017 IWBF男子U23世界選手権(カナダ) 4位 ※個人賞受賞
- 2017 IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップス(中国) 男子 2位
- 2017 北九州チャンピオンズカップ 国際車椅子バスケットボール大会 1位
- 2018 三菱電機ワールドチャレンジカップ(東京) 1位
- 2018 世界選手権大会(ドイツ)9位
- 2018 インドネシア2018アジアパラ競技大会(インドネシア) 2位
- 2019 アジアオセアニアチャンピオンシップス(タイ) 4位
古澤選手は、先天性の二分脊髄で小学校6年生の頃に歩行困難になり、車椅子生活になりました。
車椅子バスケットボールを始めたのは中学1年生の頃。
きっかけは、母親が横浜の自宅近くにあるスポーツ文化センターの体育館で開催されていた車いすバスケの体験会に、古澤を連れて行ってくれたことです。
その体育館をホームにしていた車いすバスケチーム「YOKOHAMA DREAMER」の大人たちに魅了されたそうです。
「競技用車いすもかっこよかった。車いすの選手たちが自動車を運転したり、トランクにバスケ道具を積んだりする姿がかっこよく『車いすでもいいんだ、かっこいいいんだ』と感じられた」と話しています。
DREAMERの選手たちを見て車いすバスケの虜になり、13歳で入団しました。
負けず嫌いな性格もあり、「早く上達したい」という一心で練習を重ねた古澤選手は、高校2年生でU23日本代表に選ばれます。
早くにU23日本代表入りした古澤選手ですが、挫折も多く経験しています。2014年にはA代表の強化選手の選考合宿に残ったが落選、2016年のリオパラリンピックでは代表にも残れなかったそうです。
その悔しさをバネに、2017年にはU23日本代表のキャプテンとしてU23男子世界選手権ベスト4を達成し、古澤選手自身も大会の「オールスター5」に選出されました。
古澤選手の注目すべき点は、「ボールハンドリングとスリーポイント」です!特に「ボールハンドリング」は、ドリブルがクイックで細かく、車いすの後ろにボールを回したドリブルなどテクニックが秀でています!
ご自身でも「僕は両利きで右でも左でも同じようにプレーができるので、ボールハンドリングも他の選手とは違う特徴がありますし、スリーポイントは高校生の頃から強みにしようと思って、練習でひたすら本数を打って、世界のトップレベルを目指してきたので自信があります」と話しています。
東京パラリンピックの後は、海外にも挑戦したいと古澤選手。「世界一のポイントガードになるのが目標です。世界の強豪国、イギリスやアメリカ、オーストラリアなどに行ってバスケを続けたいです」とも話しています。
車いすバスケはスピード感もありますし、シンプルにスポーツ観戦として面白いものなので、がんばって欲しいですね!大注目の選手です!
● 柳本 あまね
◆ 選手名: 柳本 あまね (Yanagimoto Amane)
◆ 生年月日: 1998年8月4日(23歳)
◆ 出身校:上京中ー京都聖母学院高ー同志社女子大
◆ 出身地: 京都府 京都市 上京区
◆ 所属: あいおいニッセイ同和損害保険/カクテル
2歳の時にかかった原因不明の病気の影響で両足に障害があります。
競技を始めたきっかけは、小学6年生の時に車いすバスケットボールの試合を観戦したことがです。
柳本選手は、正確なスリーポイントシュートなどが持ち味の高い得点力を誇るフォワードです。
2014年のアジアパラ大会で初めて日本代表に選出され、2018年にイギリスで行われた国際大会では「ベストファイブ」に選ばれています。
車いすバスケットボール女子日本代表のキャプテンを務める藤井郁美選手が「将来、日本を牽引する存在」として期待を寄せているのが、柳本選手なのです。
若い力も着々と育っているのは将来の車椅子バスケにとっては期待すべきことですね!東京パラリンピックもですが、次のパラリンピックにも期待できるのは嬉しいですね!
● 網本 麻里
◆ 選手名: 網本 麻里 (Amimoto Mari)
◆ ニックネーム: マリ
◆ 生年月日: 1988年11月15日(32歳)
◆ 出身校: 大阪国際大学
◆ 出身地: 大阪府
◆ 所属: ビームス/カクテル
◆ ポジション/クラス: 4.5クラス
◆ パラリンピック成績
- 2008 北京パラリンピック 4位
◆ 得点記録
- 2007年6月 ドイツとの親善試合 1試合38得点(世界記録)
- 2008年2月 アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアとの親善試合 日本から唯一の優秀選手に。
- 2008年 北京パラリンピック 7試合133得点(大会得点王)
- 2011年 女子U25世界選手権大会メキシコ戦 1試合51得点(女子世界記録更新)
網本選手は、小学校3年生の時からミニバスケをしていました。しかし、右足つま先の骨内側に折れ曲がるように変形する障害がおき、中学1年生のときには医師よりバスケを禁止されました。
2年の夏にはつま先の骨を切る手術をしてバスケットボールができなくなってしまいました。
競技をはじめたきっかけは、母親と一緒に訪れた大阪市長居障害者スポーツセンターで車いすバスケットボールに出あったそうです。その後、高校1年生で代表に選ばれ、以来代表を続けています。
数々の記録を出した網本選手。オーストラリアのプロ車いすバスケットボールチームが獲得に動いたこともあるそうですよ!
まとめ
この記事では、東京パラリンピック車椅子バスケットの出場国と注目選手について、ご紹介しました!
まとめると・・
- 出場国男子:アメリカ合衆国、カナダ、コロンビア、ドイツ、イギリス、スペイン、トルコ、オーストラリア、イラン、韓国、アルジェリア、日本(全12か国)
- 出場国女子:オランダ、イギリス、ドイツ、スペイン、カナダ、アメリカ合衆国、オーストラリア、中国、アルジェリア、日本(全10か国)
- 注目選手は、カナダ代表「パトリック・アンダーソン」選手、日本代表「古澤拓也」選手、「柳本あまね」選手、「網本麻里」選手
となります。
予選からきっと激しい戦いが繰り広げられると思うので、どの試合も見どころ満載かと思います。
一度観戦するときっとはまると思います!普通のバスケ以上に激しさを感じるかもしれませんね!
車椅子同士のぶつかり合いやひとりで体制を戻す姿は感動ものですよ!きっとファンになってしまいますよ!
応援しましょう!