みなさま、こんにちは!
今年も自転車ロードレースの季節がやってまいりました!世界3大自転車ロードレースのひとつ、『ツール・ド・フランス2021』の開催が発表されました。
フランスを舞台に繰り広げられる山あり、谷あり、断崖絶壁を走行するこのレースは、過酷なレースを乗り切り、約3週間に渡った日程をおさめたものが最高な気分を味わえます。
自転車ロードレースファンには、ワクワク感が止まらない代表的なレースでしょう。
そんな、このレース。2021年の日程や開催期間、開催コース、結果速報や参加チームなどをあらためて知りたい方のために、
ここでは、
- ツール・ド・フランス2021の開催期間や日程、開催コース
- 参加チームと日本人注目選手
- 各賞とジャージの関係について
について、調査しました!
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Contents
*ツール・ド・フランス2021日程や開催場所・コースは?*
ここでは、ツール・ド・フランス2021の開催期間や日程、コースについてご紹介しますね!
ツール・ド・フランス( Le Tour de France)は、毎年7月にフランスおよび周辺国を舞台にして行われる自転車ロードレースで、1903年から開催されて歴史のあるロードレースです。主催はフランスの大企業・アモリ・スポル・オルガニザシオンです。
正式レース名:第108回ツール・ド・フランス
開催期間:2021年6月26日(土)~7月18日(日)
日程:全21ステージ+休養日2日 総走行距離3,383㎞
内訳は平坦区間が8区間、丘越え区間が5区間、山岳区間が6区間(そのうち頂上ゴールは3区間)、個人タイムトライアルが2区間。来年もチームタイムトライアルは行われません。
- 6月26日(土) 第1ステージ : ブレスト〜ランデルノー 187 km (丘越え)
- 6月27日(日)第2ステージ:ペロス・ギレック〜ミュール・ド・ブルターニュ/ゲルレダン 182 km (丘越え)
- 6月28日(月)第3ステージ:ロリアン〜ポンティビー 182 km (平坦)
- 6月29日(火)第4ステージ:ルドン〜フジェール 152 km (平坦)
- 6月30日(水)第5ステージ:シャンジェ〜ラヴァル(エスパス・マイエンヌ)27 km (個人タイムトライアル)
- 7月1日(木)第6ステージ:トゥール〜シャトールー 144 km (平坦)
- 7月2日(金)第7ステージ:ヴィエルゾン〜ル・クルゾ 248 km (丘越え)
- 7月3日(土)第8ステージ:オヨナ〜ル・グラン・ボルナン 151 km (山岳)
- 7月4日(日)第9ステージ:クルーズ〜ティニュ 145 km (山岳/頂上ゴール)
- 7月5日(月) 休養日(ティニュ)
- 7月6日(火)第10ステージ:アルベールヴィル〜ヴァランス 186 km (平坦)
- 7月7日(水)第11ステージ:ソルグ〜マロセーヌ 199 km (山岳/※モン・ヴァントゥ区間)
- 7月8日(木)第12ステージ:サン・ポール・トロワ・シャトー〜ニーム 161 km (平坦)
- 7月9日(金)第13ステージ:ニーム〜カルカソンヌ 220 km (平坦)
- 7月10日(土)第14ステージ:カルカソンヌ〜キヨン 184 km (丘越え)
- 7月11日(日)第15ステージ:セレ〜アンドラ・ラ・ヴィエイユ(アンドラ)192 km (山岳)
- 7月12日(月) 休養日(アンドラ)
- 7月13日(火)第16ステージ:パ・ド・ラ・カーズ(アンドラ)〜サン・ゴダンス 169 km (丘越え)
- 7月14日(水)第17ステージ:ミュレ〜サン・ラリー・スラン(コル・デュ・ポルテ)178 km (山岳/頂上ゴール)
- 7月15日(木)第18ステージ:ポー〜リュス・アルディデン 130 km (山岳/頂上ゴール)
- 7月16日(金)第19ステージ:ムランクス〜リブールヌ 203 km (平坦)
- 7月17日(土)第20ステージ:リブールヌ〜サン・テミリオン 31 km (個人タイムトライアル)
- 7月18日(日)第21ステージ:シャトゥ〜パリ〜シャンゼリゼ 112 km (平坦)
山あり、谷ありの過酷なコースとなっています。
*ツール・ド・フランス2021参加チームと注目日本人選手【追記】*
ここでは、ツール・ド・フランス2021参加チームと日本人選手について、ご紹介しますね!
ツール・ド・フランス2021出場チーム
●UCIワールドチーム
- AG2R・シトロエン(フランス)
- アスタナ・プレミアテック(カザフスタン)
- バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)
- ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
- コフィディス(フランス)
- ドゥクーニンク・クイックステップ(ベルギー)
- EFエデュケーション・NIPPO(アメリカ)
- グルパマ・エフデジ(フランス)
- イネオス・グレナディアーズ(イギリス)
- アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)
- イスラエル・スタートアップネイション(イスラエル)
- ロット・スーダル(ベルギー)
- モビスター チーム(スペイン)
- チーム バイクエクスチェンジ(オーストラリア)
- チーム ディーエスエム(オランダ)
- ユンボ・ヴィスマ(オランダ)
- クベカ・アソス(南アフリカ)
- トレック・セガフレード(アメリカ)
- UAE・チームエミレーツ(UAE)
●UCIプロチーム(2020年ワールドランキング最上位による権利獲得)
- アルペシン・フェニックス(ベルギー)
●UCIプロチーム(主催者推薦)
- B&Bホテルズ・KTM(フランス)
- アルケア・サムシック(フランス)
- トタル・ディレクトエネルジー(フランス)
日本人選手について【追記】
ツール・ド・フランス2021には、新城幸也選手が参戦!
The lightest bottle in the pro peloton and a memory to inspire the future generations.
The @Elite_cycling FLY bottle keeps our riders hydrated and performing throughout the season!#elitecycling #eliteflybottle #changeyourride
📸 @charlylopezph pic.twitter.com/82jJloeixb
— Team Bahrain Victorious (@BHRVictorious) April 20, 2021
名前:新城 幸也(あらしろ ゆきや)
生年月日:1984年〈昭和59年〉9月22日 (36歳)
出身地:沖縄県石垣市登野城
出身校:沖縄県立八重山高等学校卒業
職業:サイクルロードレーサー バーレーン・ヴィクトリアス所属
身長:170㎝
体重:65㎏
特徴:本人も「好きなのは逃げ」と常に語るほどの逃げが得意なライダー
2009年7月には、別府史之とともに日本選手として13年ぶりにツール・ド・フランスに出場し、日本人で初めて近代ツール・ド・フランスを完走した選手の一人。更に2010年のツール・ド・フランスを完走し、ツール・ド・フランスとツール・ド・フランスの2大グランツールを初めて完走した日本人ライダー。2012年のツール・ド・フランスでは第4ステージにおいて敢闘賞を獲得。日本人で初めてグランツールの表彰台に上がった選手。
そして、EF EDUCATION - NIPPOの一員として、2人の日本人選手も参戦するようですよ!
自転車の“本当”を、伝えたい。
"La route"のインタビュー記事です。
違う視点から見た世界。
✍️ interview by @yufta https://t.co/TbEXzUZ74I— 別府 史之 FUMY BEPPU 🚴🏽♂️ (@Fumybeppu) June 21, 2021
名前:別府 史之(べっぷ ふみゆき)
生年月日:1983年4月10日 (38歳)
出身地:神奈川県茅ヶ崎市
出身校:神奈川県立藤沢北高等学校卒業
職業:自転車プロロードレース選手 EFエデュケーション・NIPPO所属
身長:180㎝
体重:69㎏
長兄に自転車ジャーナリストの別府始、次兄に元ロードレース選手であり、現愛三工業レーシングチーム監督の別府匠と、兄弟みんなロードレース選手。山岳とスプリントを両立できる優秀な選手と高く評価されています。
🤝 先日の #MVDC では嬉しい再会がありました。NIPPOヴィーニファンティーニ時代の熱血監督マリオ・マンゾーニ🇮🇹と彼の元で多くの経験を積んだ中根英登 @hideto_252 。時間が流れても培った信頼関係や友情は変わりません。変わらぬマリオ節に満面の笑み😂の中根、マリオも中根の成長を喜んでいます。 pic.twitter.com/aTyPnNV0o7
— Team NIPPO (@NIPPO_RACING) June 13, 2021
名前:中根 英登(なかね ひでと)
生年月日:1990年5月2日 (31歳)
出身地:愛知県名古屋市
出身校:名古屋市立緑高等学校、中京大学卒業
職業:自転車プロロードレース選手 EFエデュケーション・NIPPO所属
身長:169㎝
体重:55㎏
特徴:クライマー
【追記】2021スタートリストに日本人選手はいませんでした!!
訂正しました!!
そこで、過去に出場した日本人選手はいたのか、調査してみました。
- 今中大介 :第83回(1996年)日本人として近代ツール初出場。第14ステージ、タイムオーバーによりリタイア扱い。
- 新城幸也 :第96回(2009年)【第2ステージ5位、129位完走】、第97回(2010年)【第11ステージ6位、112位完走】、第99回(2012年)【第4ステージ敢闘賞、84位完走】、第100回(2013年)【99位完走】、第101回(2014年)【65位完走】、第103回(2016年)【第6ステージ敢闘賞、116位完走】、第104回(2017年)【109位完走】。
- 別府史之: 第96回(2009年)【第3ステージ8位、第19ステージ7位、第21ステージ敢闘賞、112位完走】。
2022年にも、日本人選手の出場を期待したいですね!
*各賞とリーダージャージについて*
ツール・ド・フランスでは、数種の賞が設定されており、リーダージャージと呼ばれる各賞に応じた色別のジャージが用意されています。
リーダージャージは、前日のステージ終了時点で各賞の成績第1位の選手がそのジャージを着用する権利を手にいれることができます。
ここでは、各賞とリーダージャージの色について、ご紹介しますよ!
マイヨ・ジョーヌ(個人総合時間賞)
黄色のジャージ「マイヨ・ジョーヌ (maillot jaune)」は総合成績1位の選手におくられます。
各ステージの所要時間を加算し、合計所要時間が最も少ない選手が「マイヨ・ジョーヌ」着用の権利を得ることになります。最終ステージの終了時点で「マイヨ・ジョーヌ」着用の権利をもっている選手がツールの総合優勝者となります。
マイヨ・ヴェール(ポイント賞)
緑色のジャージ「マイヨ・ヴェール (maillot vert)」は「ポイント賞」に対しておくられます。
各ステージのゴール、およびステージ途中の中間スプリント地点の通過順位に応じてスプリントポイントが加算されスプリントポイント1位の選手が「マイヨ・ヴェール」着用の権利を得ることになります。
出典:2009年のマイヨ・ヴェールを着用した選手|ウィキペディア
マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ(山岳賞)
白地に赤い水玉のジャージ「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ (maillot blanc à pois rouges)」は「山岳賞」に対しておくられます。
登り坂の勾配と長さに応じて点数が設定された山岳ポイント地点の通過順位に応じて山岳ポイントが加算され、山岳ポイント1位の選手が「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」着用の権利を得ることになります。1975年に初登場。略して「マイヨ・ア・ポワ」あるいは「マイヨ・グランペール」とも呼ばれます。
出典:2005年のマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ|ウィキペディア
マイヨ・ブラン(新人賞)
白色のジャージ「マイヨ・ブラン (maillot blanc)」は「新人賞」に対しておくられます。
開催年中に25歳以下 になる選手が対象となり、総合成績が最も上位の選手が「マイヨ・ブラン」着用の権利を得ます。
ジロ・デ・イタリアでも同じ白色のジャージは新人賞となっています。
出典:2009年のマイヨ・ブランを着用した選手|ウィキペディア
その他の賞
- ドサール・ルージュ「敢闘賞」
タイムトライアルと最終ステージを除く各ステージで特に果敢に動いたと認められた選手には「敢闘賞」として、通常白地に黒文字のゼッケンの代わりに赤地に白抜き数字のゼッケンが与えられます。
「敢闘賞」は他の賞と異なり審査員の主観によって選ばれる賞なので、各ステージ終了直前に受賞選手1人が主催者から発表され、表彰が行われることになります。審査員の中には逃げ屋でおなじみとなっていたジャッキー・デュランも含まれていることもあり、逃げが得意な選手が敢闘賞となる確率が高いです。
2009年の最終ステージ(シャンゼリゼ通り)では、別府史之が日本人初の敢闘賞を獲得しました。(2010年以降、最終ステージは敢闘賞の対象外)
また、最終日には大会全体で最も果敢な走りをしたと認められた選手1人に「スーパー敢闘賞」(「総合敢闘賞」とも)が贈られます。
- ドサール・ジョーヌ「チーム総合時間賞」
各ステージの終了後、チームごとに先頭から3人の所要時間の合計が加算され、最も少ない時間のチームが表彰される。
2006年からは黄色地に黒文字のゼッケンがチーム総合首位の選手全員に贈られています。(チーム総合1位のチームに敢闘賞ゼッケン対象者がいる場合は、敢闘賞ゼッケンを優先)
- 「アンリ・デグランジュ記念賞」
その年の最大標高の山岳をトップで通過した選手に贈られます。
特にジャージやゼッケンなどは設定されていませんが、数千ユーロの賞金が贈られます。ジロ・デ・イタリアにおけるチマ・コッピと同じもの。
*まとめ*
この記事では、ツール・ド・フランス2021の日程や開催期間、開催コースや出場チーム、リーダージャージなどについて、ご紹介しました。
まとめると・・
- 開催期間は、2021年6月26日(土)~7月18日(日)。
- 日程は、全21ステージ+休養日2日。
- 開催コースは、ブレストからシャンゼリゼまでの総走行距離3,383㎞。
- 出場チームは、全23チーム。
- 2021年の出場の日本人選手は、新城幸也選手。
となります。
ジロ・デ・イタリア出場の新城選手が、ツール・ド・フランスでも出場しますよ!
さて、約3週間にも及ぶこの過酷なレース!最後の最後に有終の美を飾るのは誰なのか、見逃せませんね!
どんなドラマが待っているのか、またまた、ドキドキが止まりません!