サン宝石が業績不振、売上高減少、負債額が21億円を超えたことで民事再生法を申請、倒産手続きをはじめました。

 

サン宝石と言えばかわいいファンシーアイテムが高くても数百円と手頃な価格で購入できることから、女子小中学生に人気の小売業者でした。

 

筆者もサン宝石ファンのひとりであり、小学生のころは雑誌の広告からドキドキしながら通販デビューした思い出があります。

 

倒産手続き?!もうサン宝石なくなるの?!とTwitterなどSNSでも心配の声が上がっています。

 

 

今回は、サン宝石について

  • 倒産したらどうなるの?サン宝石の商品は買えない?
  • 実店舗はどこにある?閉店はいつ?
  • 在庫一掃セールはいつからいつまで?何%オフになる?

 

などを調査しました!

 

 

サン宝石の倒産後は?もうサン宝石の商品は買えない?

サン宝石は2021年8月27日に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けたとのこと。

 

民事再生法とは?

民事再生法とは債務者の事業を再建するための法律

日本の倒産制度には、会社の解散を目的とする清算型と会社の継続が目的となる再建型の2つがあり、民事再生法は、経済的に困窮する事業者の経営を立て直すための法律として、再建型の法律に分類されます。

引用:リーガライフラボ

 

保全命令とは?

保全命令とは、民事保全法に規定されている、債務者の財産を強制的に確保するための命令のことです。保全命令は債権者の申し立てに基づいて裁判所が実施します(民事保全法2条1項)。

引用:ベリーベスト法律事務所

 

民事再生法にはスポンサー型・自力再建型・精算型3つのパターンがあります。

サン宝石は現在、スポンサー候補先への打診を開始しており、事業は継続中とのこと。

ですので、スポンサー型の民事再生法を図ったと思われます。

 

スポンサー型の民事再生法による再建手続きとは

スポンサー型とは、メインバンクや同業他社、再生ファンドなどのスポンサーから借入れをしたり出資を受けたりすることにより、借金を返済し、再建を図る方法です。

(中略)

この方法を採ることができるのは、再生する会社において魅力的な技術力があるなど、スポンサーにとって魅力的な要素がある場合に限られます。

引用:リーガライフラボ

 

つまり、倒産となる民事再生手続きをしたとは言え、サン宝石がなくなってしまうわけではないようです。

 

負債が21億円ありますが、その借金を引き受けてくれるスポンサーが現れることが唯一の頼みの綱、ということでしょうか。

 

これまでのサン宝石の事業について共感してくれるスポンサーがつくことで、これまでどおりの事業をそのまま続けるのが目的でしょう。

 

サン宝石の実店舗はどこにある?閉店はいつ?

1965年創業のサン宝石は、2002年ごろから全国に直営店「ファンシーポケット」を展開してきました。

最大で全国に44店舗あったっファンシーポケットは2013年に最高売上約42億6400万円に達し、その後は徐々に売上が減っていきました。

売上の減少に伴い、直営店は順次閉鎖となりネット通販が主体となりました。

⇨サン宝石

 

現在直営店は「サン宝石ファンシーポケット原宿店」1店のみとなっています。

 

こちらの店舗も2021年9月26日に閉店予定となっています。

民事再生手続き開始時点ですでに閉店まで1ヶ月を切っています。

 

また、閉店や倒産の理由については

  • 人気キャラクター「ほっぺちゃん」の人気が最盛期より低迷していること
  • 100円ショップなど競合他社の進出
  • コロナ禍による需要の落ち込み  など

とされています。

 

サン宝石倒産で在庫一掃セールはいつからいつまで?何%オフになる?

民事再生による倒産手続きに際し、現在スポンサーを打診しつつ営業を続ける、とのことですが閉店予定の店舗や通販では在庫一掃セールを予定しているとのこと。

⇨サン宝石

 

常に安く、セールも行っているサン宝石ですがこの「倒産セール」ではこれまでにないほどの破格も予想されます。

 

2021年8月30日現在、倒産が報道されてからサン宝石の公式サイトは非常に繋がりにくくなっておりアクセスできない状態が続いています。

 

倒産における在庫一掃セールの詳細が分かり次第追記します。

 

民事再生手続きを開始しつつも、事業は継続するとも発表されておりサン宝石がなくなってしまうことはないでしょう。

 

また民事再生手続きを申請した後は、再生計画案について認可が出るまでにはおよそ半年ほどかかるようです。

 

 

 

まとめ

かつては毎月サン宝石のカタログが届くのが楽しみで、限られたお小遣いをどう使おうか迷ったものでした。

 

おとなになり、すっかり可愛いものから離れてしまいましたが、やっぱりサン宝石がなくなるのは悲しい…。

 

民事再生法とは、会社を立て直すことを目的としているのでサン宝石がなくなってしまうわけではないようです。

 

現在スポンサーへの打診を続けているということで、事業継続に前向きな姿勢も見て取れます。

 

しばらくは通販サイトへのアクセスは混雑しそうですが、久しぶりにサン宝石の雑貨を買って応援しようかな。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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